KLOCKAについて
みらいへ続くこどもをはぐくむ
クロッカの理念は「みらいへ続く子どもをはぐくむ」こと。
クロッカは、お子さまとご家族にとって安心できる場所がありたいと願っています。
でも、今ここだけが居場所ではありません。
この先、学校や職場など環境がさまざまに変わります。
これからの長い人生、社会のなかでお子さまが自分らしく生きていくことができる、
そのための力を身につける場所でありたいと考えています。
クロッカで過ごした時間が、未来のお子さまとご家族の助けになりますように。
それがクロッカの願いです。
クロッカの"療育"
子どもたちは一人ひとりのペースで毎日成長します。
発達がゆっくりな子も凸凹のある子も、みんな未来に向かって伸びていきます。
草木が大きく育つためには、太陽の光、水、栄養のある土が必要です。
私たちは、子どものなかに生まれた小さな芽を見逃さず、保護者さまとともに大切に育てます。
一人ひとりに合った水や土を与えれば、きっとすくすく伸びた芽は花を咲かせることでしょう。
クロッカは、療育を通じて成長のお手伝いをします。
伸びていく芽、土、栄養のすべてに
力を与える水である「療育」。
それをみんなにかけていくじょうろが「クロッカ」。
伸びていく芽がしっかりと根を張るための土壌
安心・安全な環境
新しい環境や人が苦手なお子さん、家族以外の人と関わりを持つことに不安を感じるお子さんは多く見られます。お子さんが安心して過ごし、相手に信頼感(愛着)をもって関わることが、療育の第一歩。
そのために、けがや事故のない安全な空間を保証することはもちろん、まずはお子さんに丁寧に寄り添うことで「大人に受け入れてもらえている」「ここは安心な場所なんだ」とわかり、その場所でやっていることに興味を持ち、自発的に手を伸ばすことを目指します。
見てわかる→見通しが持てる→流れがわかる・やりたいことができる→楽しい気持ちになる→また来たくなる。
クロッカはこの基盤がもっとも重要と考えています。
子どもの個の理解
お子さんの性格・特性は多種多様。どの子にも同じ療育方法が有効なわけではありません。ご本人の意思や置かれている環境を含めた「その子自身の今のすがた」を客観的に知ること(アセスメント)を丁寧に行います。あの子とこの子は違うし、この子の昨日と今日も違います。たてとよこ、多方面からのお子さんのすがたをしっかりと把握し、「その子の今」にとって必要なものは何かを見つけ、療育に反映していきます。
さらに、プログラムを実践してどうだったのか、変化はあったのか、もっと合った方法は?と日々スタッフ間で共有・検討し、次につなげていきます。
クロッカが目指すのは、お子さんにぴったり合った、オーダーメイドの療育。
やって終わりではない、ずっと続いていく支援です。
土壌をより豊かにするための栄養
幼稚園・保育園支援
お子さんの生活の中心となる幼稚園や保育園。集団生活でのお子さんの過ごしをクロッカのスタッフが実際に見ることで、園生活でのできていること、困っていることを把握し、クロッカでの療育プログラムの中に反映していきます。実際の生活の中での「困った」を、クロッカのプログラムで練習。クロッカで練習したことを、実際の生活へ。「できる」を増やすための、大切なサイクルです。
また、ご家族の了承を得た上で園の先生方と情報共有、連携を図り、「みんなが過ごしやすくなる」対応や声かけのアイディアを提供します。
社会の中、地域の中で、みらいへ生きるお子さんの毎日を支えます。
家族支援
クロッカでは、ご家族と足並みをそろえ、ともに同じ方向を向いてお子さんを支援していくことを大切にしています。ご家族から普段のお子さんの状態、発達の段階、ご家族のニーズや困り感を把握し、それぞれの環境・状況に合わせた支援を検討し、提供します。
毎療育後に、その日のお子さんの様子を詳しくフィードバックする時間を設定しています。また、2カ月に1回程度、担当スタッフとご家族の1対1での面談を行います。これにより、日々の小さな変化に気が付き、よりよい支援の提供が可能になります。
クロッカの中だけでなく、おうちでも、社会でも、お友達の中でも、ひとりひとりが持っている「生きるちから」が発揮できること。それがクロッカのめざす支援です。
子どもたちの持っている力、これからを生きるための力
主体性
クロッカでは、TEACCH プログラムに基づいた環境設定やワークシステムを導入しています。目で見てわかりやすい流れの中で生活することで、お子さんが安心して過ごし、「自分で行動する」「自分で選択する」力を伸ばします。
探究心
クロッカでは、学研ならではの多様な教材・教具を用いた学習を取り入れています。お子さんの好奇心を刺激することで、得意や好きを見つけ、「もっと知りたい」「やってみたい」 という意欲や探求心を育てます。
社会性
個々の課題に沿った集団プログラムやソーシャルスキルトレーニング課題を通して、状況を判断する力、気持ちをコントロールする力、自己表現の力を伸ばし、集団生活での困り感を軽減します。
自己肯定感
スモールステップで成功体験を積むことで、たくさんほめられる経験、「できた!」という実感を増やします。自信をもって課題に取り組み、苦手なことにも挑戦してみようという気持ちを育てます。